気がつけば冬
某月某日
久しぶりの更新。春、夏、秋と過ごしてきた。仕事の形態や時間帯、休日の過ごし方、そしてワクチン、コロナに翻弄されたというより、支配された期間だった。とはいえ、すべてがマイナスだったというわけではなく、仕組みや意識など、結果的によくなったことも多数あるのではないかと思う。
そして気づけば冬に。そこかしかに街の復活を感じるけど、自分としては静かにひっそりという空気が合っていたので、喧騒の中でうまくやっていけるか、少々不安なところだ。外飲みや飲み会をするとなれば、数年ぶりということで、楽しみではあるけれど。

某月某日
主宰の教室も無事に再開しており、ライブも数カ月に1度程度、出演させていただいているようだ。11〜1月までライブ出演が決まっているそうだが、情報更新していません。すいません。
フラメンコも教室やライブ活動が再開しており、好まざるとも新しい方向性や活動を打ち出す必要性に迫られているのではないか? これまでは小さな世界を閉鎖することで孤高の空間を守ることができたけど。しかしながら、その住人がさらに減ってしまえば、情報、価値観、お金を交換することができずに、生活が成り立たない。いやかもしれないけど、新しい住人を迎え入れる必要がある。外部と接触し、交わり、新しいフラメンコを作っていこう。SNSを覗いてみると、そんな動きが加速しているように思う。上から目線ですいません。
でも、これはフラメンコに限った話ではなく、会社やスポーツでも同じで、世代交代というか、若い人が活躍していることが大切だと思う。

某月某日
夏からずっと関わっていた、というより関わらずを得なかった大きな仕事が終わり、今は抜け殻状態だ。自分としてはコストと品質維持の狭間、限界ギリギリのところを突き詰めたつもり。さまざまな圧、さまざまな無理難題に、途中、何度か精神が崩壊しかけ、呆然とする日々の連続だった。しかしながら、終わってしまえばいつも通り「everything is good」。騒ぎ立てない、淡々とさりげなく、というのが変わらない自分のスタイルだ。
某月某日
先日、近所のホームセンターでずっとほしかったオリーブを購入。茂っているものは6,000円、迷わず1,200円の苗木を選択した。しばらく鉢で育てていい感じになったら庭に植え替えようと思う。おそらく数十年単位の話になると思うけど、立派なオリーブの樹にするのが、今のささやかな夢。幹を太く、上に伸びるように、横に伸びる枝葉を剪定するのが週末の日課になっている。

某月某日
週末はランニングと料理しかしていない。夏のランニングは不調で、距離もスピードも思うようにいかず、ヨタヨタと走るだけだった。それでも少しづつ負荷をかけて数カ月。ようやくいいテンポで走れるようになってきた。しばらくこのペースを維持して、さらに距離を伸ばしていきたい。
毎週日曜日の8時30分ごろ、競歩で周回を重ねる鉄人ランナーがいる。この鉄人を見つけると、ペースメーカーといっては失礼だが、自分の走るスピードとほぼ同じ速さなので、必死にくらいつく。機械仕掛けのように正確にリズムを刻み、なめらかに音も立てずに進んでいく。とても美しいフォームだ。鉄人は走り終えると、おもむろにコース脇に移動して腹筋を始める。他にも何人か紹介したいランナーがいるが、この人が最強だと思う。
料理はチキンカレーに試行錯誤中。ネットと本で作り方を勉強して、さらに新大久保でスパイスを買い求めた。インドカレー屋のような味に近づきつつもまだ納得いかず。私しか食べられないと家族には不評で、なかなか作るチャンスがないのが残念だ。