2014年1月

bookreview THE SECRET RACE

シークレット・レース

ツールド・フランスの知られざる内幕

著:タイラー・ハミルトン&ダニエル・コイル

訳:児島修

小学館文庫/886円+税

 

 

 

 

1990年代〜2000年代前半にプロ自転車選手として活躍した、タイラー・ハミルトンがキャリアを振り返る。自転車競の光と陰──これまで疑われながら、誰もが否定してきた薬物使用のすべてを選手自身が告白する衝撃の内容だ。

自転車競技に関わらず、どんなスポーツであれドーピングは禁止されている。しかし、ことあるごとに報道される「陽性反応」。スポーツはクリーンであり純粋でなければいけない。だが、どうしてアスリートは禁断の果実を食べてしまうのか?

本書によると当時の自転車競技界では薬物使用は当たり前の大前提で、不使用の選手は稀。選手間では薬物不使用で走ることを「パンと水だけで走る」と揶揄したそうだ。

クリーンであることは正しいが、プロであれば勝利しないけば意味はない。個人としてプロとしてチームとして、つねに勝利が求められるのであれば、パンと水だけでは走れない。当然使用と不使用の間には明らかな差が生まれるわけで、同じ条件で勝負するためには、薬物を使用せざるを得ないのが切実な現実だった。逆に言えば、薬物を使用して初めて同じ土俵に上がることができた、というわけだ。

そこからが本当の勝負。つまり薬物はスーパーマンを生み出すわけではない。ドーピングは身体能力を飛躍的に高めるのではなく、やぼったい言い方だが「限界の訪れが遠くなる作用をもたらす」。つまりドーピングは過酷なトレーニングがあって、はじめて効果を発揮する。罪の意識があったとしても、少しでも遠くに行けるなら、少しでも速く走れるのなら、誘惑というよりドーピングは使命感による結果だったのではないか?

薬物使用は「チームの総意」である一方、個人で管理しなければならない。万が一発覚した際に、チームとしての摘発を逃れるためだ。そのため選手は自宅の冷蔵庫に奥に薬物を隠し、試合の前、そしてレース中にこっそりと自分の体内に注入する。全編を通して肉体的にも精神的にもシリアスだった現実が克明に描かれている。

そしてもう1つ、本書の核となるのが王者ランス・アームストロングとの関係。所属チームUSポスタルサービスで、すべてをランスに捧げ、アシストとして走った心境、移籍後はライバルとして勝利を争い、キャリアの晩年はドーピング告白を巡り脅迫を受ける(後年ランスも薬物使用を認め、ツールド・フランス7連覇のタイトルは剥奪)。肩を並べてレースを走った者同士に生まれた強い絆、友情が壊れていく現実は残酷だ。

『シークレット・レース』は一言で片付けてしまえば『暴露本』である。しかし、それ以上に自転車で走ることの素晴らしさ、ハミルトンがいかに自転車を愛していたか、自転車にすべてを捧げた一人の男の物語が描かれている。

 

筋肉が叫び声をあげ、乳酸が顔面から両腕までを駆け巡る──そこからさらに力を振り絞る。さらに力を振り絞る、さらに、さらに──。すると、それは起きる。力尽きるときもあれば、限界にぶち当たって先に進めなくなるときもある。だけど、その瞬間は、限界を超える瞬間は、たしかに訪れる。あまりにも大きな苦痛のために、自分が完全になくなってしまうような境地。禅の世界の話のように聞こえるかもしれないが、本当にそれは存在する。僕はそこに入っていく。カーマイケルはいつも、自分を失うな、内側に留まれ、と言う。だけど、僕にはその意味がわからない。僕にとって大切なのは、むしろ自分の殻を打ち破り、外側に出ていくことだ。どこまでも突き進み、まったく新しい、それまでに想像もしていない道の世界に辿り着くまで。(本書より引用)

 

2003年ツール・ド・フランスのスタートの第1ステージにおいて、ハミルトンは激しいクラッシュに巻き込まれ鎖骨を骨折。にも関わらずレースに出場し続け、山岳ステージで優勝、総合4位になった。キャリアの中で最も輝いた瞬間だった。

本書はハミルトンの独白形式だが、執筆はダニエル・コイル。ハミルトンや関係者に綿密に取材を行った過程も記録されている(ハミルトンには60回以上インタビューを行った)。この手のノンフィクションにありがちな取材不足による断片のみの描写、結論ありきの展開、思い込み、過剰な装飾は一切なく、どこまでもニュートラルに、事実を事実のまま描く姿勢、文体が素晴らしい。

それ=数字

もろもろ立て込み、かなり厳しい、かなり追いつめられた1週間でした。順調なときはそのままやればよいわけで、八方ふさがりになったときにいかに対処するか、緊急事態になったときからが、本当の仕事ですね。

考えているようで考えていない、という状態をクリアするのが目下の課題です。うまく説明できませんが、ぼんやり流さないでクリアに1つ1つカチっと判断実行していくということです。

どの会社も期末にむけて予算達成!的展開が求められているかと思いますが、数字がクリアできればそれでよいかのか? 逆に言えば数字がよければそれでよいのか、経済・景気って数字がよければそれでいいのか? ドライに数字だけを示されると、いささか感情的になりますが、冷静になって考えるとそれでいいんです。それがすべてとは思いませんが、それが大前提で、それが目標なわけで。それに向かって泳ぐだけです。

つるかめランド 光が丘店閉店!

IMAで晩ご飯の食材を買い込み、ビールを忘れたことに気がつきつるかめへ。なんかガランとしているなあ、と思ったら「1月末で閉店します」の張り紙が....

これはちょっとショックでした。正直あまりよい品物はないけれど(スイマセン)、オヤツとかちょっとしたモノとか、買い忘れたモノなどを購入するのに重宝してました。なにより23時までやっているのがよかったのです。

調べてみると昨年から店舗整理が行われており、約半数のお店が閉店・統合になっているらしい。いやはや光が丘店もその対象になったいうわけで、けっこう利用していただけに残念でなりません。「スーパーとコンビニの中間」的立場のお店でとても便利でした。

気のはやい話ですが、今の場所にどんなお店が出店すのか? できれば食料品系を希望します。なんとなく医療、用品系ではないかと思います。

Boston

かれこれ10年以上も海外旅行に行ってないし、国内旅行も近場に1泊という具合で、かなわぬ夢だけど旅がしたい今日このごろ。国内であれば瀬戸内海か九州、海外だったらボストンかね。なぜにボストンかはうまく答えられないけど、ボストンという言葉の響きがなんだか古き良きアメリカという感じがするから。昔はハードな旅を好んでしてたけど、今は優雅な旅行がいいですね。

4月上旬、家人実家女子チームで京都旅行を計画しているようで、帯同しようか迷っていますが、おそらく行かないと思います。どこから行くなら1週間くらいぶらぶらしたいですね。

6℃

東京はこの冬いちばんの寒さということで、曇り空の6℃でした。家でゴロゴロしているのもなんだな、と思いエイヤッ!と気合いを入れて着替えてツーリングに出かけました。

成増経由で荒川へ。荒川へ出るコースはいくつかあるのですが、このルートがいちばん速いです。ひたすら寒く、さすがに人もまばらだったのですが、それでもペダルを踏み続けると心地よい温かさになりました。

板橋区、北区、荒川区、墨田区、江東区と河口へ向けて走ります。途中サンシャイン、スカイツリーが目印になる往復約55キロのコースです。途中で防波堤の工事をやっていて、脇道に逸れるのですが下町界隈を走るお気に入りのルートになっています。行きも帰りも風はそれほど強くなく、気持ちよく走ることができました。

そんなわけで荒川サイクリングロードも少々飽きてきたので、暖かくなったら江戸川をデビューを画策中。楽しみです!

2014年始動

今年も始まったのだな、という余韻に浸る間もなくハードな状態です。初日は朦朧として幕を開け、ようやく今日になって身体と精神が慣れてきたという感じです。

営業の人に「またサラリーマン生活の開始かよ」と毒づいたら「一生でしょ?」とクールに返答されました。2014年、外側は冷たく内側は熱くをモットーにリーマン生活を満喫する予定です。

谷中で散歩のはずが...

「近所の散歩でいいじゃないか」とまったく賛同を得られなかった家人&娘を強引に説得し、谷中散策を強行。「やっぱり下町はいいねえ」などと写真と撮りながらのんびり散歩、美味しいコーヒーを飲み、というひと時をイメージし一人気を吐く私でしたが、家人&娘のノリは悪くおまけに予想を上回る人出で、早々に撤退。トホホな日中でした。

とはいえ、ほんの少し歩いただけですがやはり風情ある場所でした。改めて谷中・根津・千駄木界隈を散策してみたいものです。

お正月もろもろ

お正月は1泊2日という弾丸ツアーでしたが実家に帰省しました。結局自分自身は箱根駅伝を見て終わってしまったのですが、娘と両親は仲良く遊んでいたようで、帰省の意味があったのかなと...。昨日は家人実家にご挨拶に行き、お正月用の食べ物をたくさんいただきました。

惰性であきらめていた年賀状も急造しました。けっこう気に入ったものができて、これなら年末に作って投函すればよかったと後悔しています。

旅行に行ったり、買い物に行ったりしようかな、などと思ってはみるものの、やっぱり静かなお正月がよいですね。

2014年

2014年今年もよろしくお願いいたします。昨年を振り返るといろんなことがありましたが、おしなべては平穏だったと思います。今年は激動になることは確実な情勢。とりあえず粘り強くこなしていきたいと思います。

昨日は18時ごろに年越しラーメンを食べて、そのまま眠ってしまいました。紅白は面白かったようですね。で、3時ごろに起きていきなり仕事開始。思いのほかはかどってしまいました。